Voice of Graduates

一般財団法人 電力中央研究所
材料科学研究所<電気材料領域>

村田 晃一さん Koichi Murata

第三学群(現・理工学群) 工学基礎学類(3年次編入) 2008年3月卒業
大学院 数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻(博士前期課程) 2010年3月修了
大学院 数理物質科学研究科 物質・材料工学専攻(博士後期課程) 2013年3月修了
(栃木県・小山工業高等専門学校出身)

仕事は生きるためだけでなく、人生を豊かにするもの。
何事もポジティブに、楽しみたい。

 ロボットへの興味をきっかけに、一般高校ではなく高専へ。プログラミングやシステム工学などを中心に勉強していましたが、ある時授業で触れた「材料」に心を動かされました。システムの最大性能を決めるのはやっぱり材料。土台であり、核となるもの、というところに魅力を感じたんです。
 大学3年次編入は、高専に入学した時点から決めていましたが、なかでも筑波大学は、さまざまな分野の学群が一つのキャンパスに集結している、その多様性のある環境がメリットだと思っていました。いろんな人がいて、いろんな出会いがあるって、魅力的ですよね。

 その後、博士前期課程からは「物質・材料研究機構(NIMS)」と筑波大学が共同で運営する連携大学院のコースに在籍。普段はNIMSで研究を行っていました。国際的な研究機関ですから、海外からの研究者や留学生も多く、一緒に学んだり、時には遊んだりするなかで、物事に対してオープンな感覚を養うきっかけになりました。その感覚は、博士課程修了後の米国留学にもつながりましたし、国際交流を通じて多様な価値観を知り、人生においてかけがえのないものを得られたと思っています。

 帰国後は電力中央研究所に中途入社。現在は電力用半導体の結晶成長をテーマに研究をしています。材料はやっぱり楽しいんです。たとえるならば、野菜の栽培に近いのかもしれない。種を撒いて育てた作物を収穫して食べる。そこでようやく味がわかり、それならと、育て方を工夫したり、あるいはおいしくするための料理方法を考えてみたりする。そんな感覚に近いですね。
 もちろん本音を言えば、どんな仕事だって半分は生活のためなのかもしれませんが、でも縁があって研究者になったのだから、精一杯楽しみたいし、仕事を通じて人生を豊かにしていきたいんです。目標は、同世代の人とともに、これまで歴史を創ってきた先人たちに負けないような、大きなことを成し遂げること。そのためにも、時代に、社会に貢献できる一流のプレイヤーになれるよう精進しています。
※掲載内容は2018年12月時点の情報です。