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芸術専門学群 2009年3月卒業
大学院 人間総合科学研究科 芸術専攻 2016年3月修了
(茨城県立竹園高等学校出身)
最初は油絵専攻だったんです。中学生の頃から絵が好きで、高校の美術部で教わった油絵をそのまま続けようと、芸術専門学群に進学しました。
でもいつの頃からか、これをずっと続けていっていいのかな、と違和感を抱くようになりました。油絵は、私にとっては終わりが見えない感じがありました。1枚の絵に何ヶ月も向き合う一方、絵の具の扱い方も難しい。当時の自分の技術では、会得に大学4年間まるまるかかってしまうように感じました。高校時代は目の前のものを描くことに夢中でしたが、大学に入って色々な人と出会ったり、他分野の授業を受けたりするうちに視野が広がって、芸術の持つ別の側面にも気がつくようになりました。そこでもう少し違うジャンルの勉強もしたい、とヴィジュアルデザインを学ぶ「構成専攻」に移ることにしました。筑波大学の魅力は、芸術系の他分野はもちろん他学科の授業もフレキシブルに受講できること。漫画や映画のような総合芸術を志す人にとって、総合大学での学びは貴重だと思います。
専攻を移ってからもまだ何をやるか悩んでいましたが、あるとき漫画を描いて提出したら、いつも厳しかった先生に初めてほめられて。「あ、私の方向は漫画なのかもしれないな」と思いました。漫画のように鮮度を持って次々と展開していくものが私には向いていたのかもしれません。
制作を続けたかったので就職は考えず、大学院進学を選びました。そのとき作りたいものがあるとつい没頭してしまうんですよね。先生方自身も作家ですから、「まずはいい作品を作りなさい」と応援する雰囲気があったように思います。
院に通う傍ら漫画の制作を続け、『Sunny Sunny Ann!』という作品で第17回手塚治虫文化賞新生賞をいただきました。それでも、漫画の仕事がどんどん来るわけではなかった。生活のことも考えると、やっぱり作家一本でやっていくのは難しいんです。作家と教員、2つの身分でやっていこうと心が決まったのは、修士課程2年生のときでした。
必ずしも就職だけが道ではありません。学生の皆さんには、新しい価値観で自分の進路を選んでほしいと思っています。
※掲載内容は2018年12月時点の情報です。
